相手はなぜそう言うのか、そうするのか、ちゃんと考えていますか?

どんな人でも意見が食い違うことがあります。相手の価値観を理解できないこともあります。

仕事であれば会議での議論、会社や上司の理不尽な対応、お客様からのクレームかもしれないし。プライベートであれば家族やカップル内の痴話喧嘩も、ママ友グループに所属できるかできないか?みたいなのも、もしかしたらそうかもしれません。

「あの人はいったい何を考えているんだろう?全然理解できない…」こう感じるところからすれ違いが生まれ、ストレスが生じる。だけどそれ、理解できないままで終わらせているのがほとんどじゃないかなぁ?それってもしかすると理解しようとしていないということかもしれないですよね。

相手はなぜそうしているのか?を考えてみる

たとえばクレームをいただいたなら「お客様はなぜ不愉快に感じたのか?」
部下の機嫌が良いなら「今日はなぜモチベーションが上がったのか?」
意見の違う上司に対して「あの人はどうしてそう考えるのだろう?」

こういう風に突っ込んで相手を理解しようとすること、あんまりない。

「なんでそんな風に言うんだろう?」(自分ならそうは言わないのに)
「なぜやってくれないんだろう?」(やるのが当たり前なのに)
「どうして興味を持ってくれないんだろう?」(こんなに一生懸命話しているのに)

って相手の反応や言動に対して、自分がどう感じるか、何を話し相手を論破するか、相手を思い通りに動かすか、みたいなのを真っ先に考えてしまうから。

人間だもの、しょうがない(笑)誰だって自分が一番かわいい。
だけど、なんで?なんで?と不思議に思ったことをそのままにして理解しようとしないのはどうなんでしょう。それって、イライラによる無駄な労力を消耗してることにならないかしら?

「はぁ?全然意味わかんない」 って思ったら、相手の言動や反応にある背景を想像してみませんか?

たまたま虫の居所が悪かったのかも?
何か他にお気に召さないことがあったかな?
相手はもしかしたら普段から褒められたいと思ってるのかも?
ひょっとして「自分はできない」とか苦しんでいるのかな?

その原因が自分のせいかもしれない…とか思い込んで”わかったふり”をするんじゃなく、「相手はどういう背景でその言動や態度をしているのか?」の本当の理由を知っていく。

そこにはなにか相手が大切にしている考え方や価値観があるのかもしれないっていう思考や想像こそが、人を理解するってじゃないかなと思うんです。

人を理解しようとして初めて結果がついてくる

どんな人間関係もそうだけど、とくに販売には絶対必要な気がします。お客様が「なぜ、断る(検討する)のか?」の本当の理由を想定したりヒアリングしていかないと売れないですから。

部下が「なぜ動かないのだろう?」と想定し、話を聴いて部下を理解していかなければ、チームをまとめることなんてできないことを考えると、マネジメントにも必須かもしれません。

相手の背景を想定し、ヒアリングし、価値観を見つけ出してそれを尊重しながら会話を進めていく。そのきっかけとなるのは「なんで?」っていう疑問や興味です。その疑問をフックにコミュニケーションを取っていかないと、売れないし、人がついてこないし育たない、議論はまとまらない、合意が取れない。思うように結果が出せないってことになります。

相手が理解できないとイライラするばかりでひとつも前に進めないんだから、悪いことづくめですよ。

 

ABOUTこの記事をかいた人

キャリアカウンセラー 大野乃梨子

通称はイトウ(旧姓)/ノリさん。ほんとうの自分を知ること、人間関係や仕事の問題解決に向けた考え方、キャリアビジョンの描き方、ビジョンに向けた課題の取り組み方などに特化した記事を書いています。わたし自身もメンタル不調を患って以来20年、自分と向き合うことや人との関わりを長年考え続け、学び続けている最中です。自分をちゃんと理解し、それをわかってもらう喜びが人を動かす。それが「自分らしく生きる」ことだと思っています。