【メンタルマネジメント】誰かと比べてしまう自分をどうぞ歓迎してあげましょう

自分は今、どの立ち位置にいるのか?どんなステージに立っていて何を取り入れ、何を捨てればいい?
変わり者のわたしでも、こんな風に自分の現状を分析するよう心がけているつもりなのですが、これがまぁ難しい。

特に若い頃は「自分には何かが足りない」という意識がベースにあったから、立ち位置を把握するという名目で他者と自分を比較し「やっぱりココが欠けてるわ、自分」といつまでも《できない自分》にしがみつく習慣がなかなか抜けなくってね。

自分に欠けているものを自覚するのは一見、向上心があって良いことのように思えるけれど、他者と比較する目的は単に「わたしは足りない」という思い込みを正当化するためだけのものだったということ。口ではもっと良くなりたいとか成長したいと言いながら結局は「足りないからできないのだ」と自分に言い聞かせていただけだった。

で、人を羨んだり、自分を責めたり、って結局自分の立ち位置なんてわかろうとしてないじゃんかというツッコミは今だからできること。そうやって人と比べて苦しんでいる人、まだたくさんいるよね。

人と比べていい、でも比べる意味がこう違う

これが、目指すべき姿がはっきりしていてその過程の中で他者と自分を比較する場合は、ちょっと見方が変わってくる。同じように自分に足りないものも見えてはくるけれど「目指す姿にもっと近づくため」と前向きに捉えられるようになるからね。比較する目的や意味が違うということ。

前向きに考えているからこそ「足りないものをどう補えばいい?」とか、必要に応じて足りないものは捨てるとか、手段や方法に目が向き、行動に移せるようになっていく。これこそが正しい向上心を持って他者や周囲と自分を比較し、自分の現状の立ち位置を把握している状態だと思う。

人と比べてしまうのは避けては通れないから。どうやったって周りは目に入ってくるし。
自分よりできる人を見て妬みや自己否定が生まれたり、逆に、自分よりできない人を見てどこかホッとしてみたり。

そういう自分がいるのを否定しないでいい意味で放置しつつ「あんな風になりたい」と自分の目指す姿やロールモデルにする。「あの人に近づくにはどうすれば?」と成長のヒントにする。どうせ比べてしまうんだから正しい目的で比較できればいい。

比較、三原則

他者がいるからこそ自分の立ち位置がわかる、どんな自分でありたいのか?がわかる、自分に必要なもの不要なものがわかる。

そういう見方で他者との比較が正しくできるようになれば、弱さも欠点も少しずつ受け入れられる自分に変わって余裕が生まれる。自分にも人にも厳しくなってしまう苦しさから解放されてもっとラクに人と関われる。

だから、自分を苦しめる比較三原則「できない、持ってない、足りてない」を認識する目的での他者との比較はもうやめにしよう。

そうじゃなくて「なりたい、やりたい、手に入れたい」を原則に、目指す姿の指標として他者を比較対象にして、現状と理想のギャップを埋めるために「人と比べる」ならば逆にどんどんやった方が良い気がします。それこそもう歓迎ムード「ようこそわたしの元へいらっしゃいました」よ。

そうそう、そこのお若い方。
「誰とも被らないオリジナルを」とか「人と同じことをしていたくない」とか、気持ちもわからなくはないけれど、堂々と誰かを目指し、真似て、盗み、自分のものにして効率よく力をつけていくのは20代の今しかできないですよ。年齢を重ねていくとどうしても「コソコソ真似る」くらいのスタンスになっちゃうんだから。恥ずかしくて公言できないお年頃になるのですからね。今しかできないことは、今やろう。

 

ABOUTこの記事をかいた人

キャリアカウンセラー 大野乃梨子

通称はイトウ(旧姓)/ノリさん。ほんとうの自分を知ること、人間関係や仕事の問題解決に向けた考え方、キャリアビジョンの描き方、ビジョンに向けた課題の取り組み方などに特化した記事を書いています。わたし自身もメンタル不調を患って以来20年、自分と向き合うことや人との関わりを長年考え続け、学び続けている最中です。自分をちゃんと理解し、それをわかってもらう喜びが人を動かす。それが「自分らしく生きる」ことだと思っています。